Journal Article 第145回東邦医学会例会 シンポジウム:全身疾患と眼血流 眼科医とともに歩んだ動脈硬化制御への道

高橋, 真生  ,  柴, 友明  ,  堀, 裕一

62 ( 3 )  , pp.190 - 192 , 2015-09 , 東邦大学医学会
ISSN:00408670
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総説
要約: 世界保健機構の集計によると,2010年における世界の全死亡者のうち,心血管系疾患(cardiovascular disease:CVD)による死亡者の割合は23%を占め,2030年には約30%以上に達すると想定される.心血管系疾患増加原因の1つとして,既存の検査数値のみでは,CVD発症を予測することが容易ではないことが挙げられる.われわれはCVDの予備軍を早期に発見する眼底血流診断法について国際誌に報告した.Laser speckle flowgraphy(LSFG)はレーザー散乱を利用した網膜の血流を画像化する装置で,網膜の脈動は,年齢,頸動脈肥厚度や脈波伝搬速度と相関する.さらに,加齢の評価において,最も鋭敏な指標である.近年,眼底疾患と全身血管疾患のリスクファクターの類似性が報告されている.心血管系リスクファクターである睡眠時無呼吸や血管平滑筋マーカーは,冠動脈疾患で高値を認め,糖尿病網膜症患者においても高値を示す.今後は眼底血流検査が担う全身血管疾患予防の役割について,さらなる解明が期待される.
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