Journal Article 第146回東邦医学会例会 パネルディスカッション:肺血管リモデリングの発症機序に迫る エンドセリン受容体シグナルからの視点

堀之内, 孝広  ,  東, 恒仁  ,  真崎, 雄一  ,  三輪, 聡一

62 ( 3 )  , pp.197 - 199 , 2015-09 , 東邦大学医学会
ISSN:00408670
Description
総説
要約: 肺血管リモデリングは,肺動脈内皮細胞・平滑筋細胞の異常増殖とアポトーシス耐性獲得によって惹起される器質的な肺血管病変であり,肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension:PAH)の発症・進展に深く関与している.エンドセリン―1(endothelin-1:ET-1)は,血管内皮細胞で産生される血管収縮性・炎症性ペプチドであり,PAHの病態形成において,重要な役割を担っている.ET-1によるエンドセリンA型受容体刺激は,transient receptor potential canonical 6(TRPC6)チャネルの活性化に伴う持続的なCa2+流入やRhoキナーゼの活性化を介して,肺血管リモデリングを引き起こす.一方,ET-1によるエンドセリンB型受容体の活性化は,血管内皮細胞における内皮由来弛緩因子の遊離および血中ET-1のクリアランスを介して,肺血管リモデリングの抑制に寄与する.本稿では,エンドセリン受容体シグナルに焦点を当て,肺血管リモデリングの発症機序と治療戦略について概説する.
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