紀要論文 大学生のラーニング・コモンズの利用と時間的展望
University Student’s Time Perspective and Learning Commons

奥田, 雄一郎  ,  三井, 里恵  ,  阿部, 廣二

(15)  , pp.145 - 157 , 2015-03-31 , 共愛学園前橋国際大学
ISSN:2187-333X
NII書誌ID(NCID):AA11548903
内容記述
本研究においては,1)ラーニング・コモンズの利用頻度・利用動向を独立変数,1)時間的展望体験尺度(白井,1994),2)日本版Zimbardo Time Perspective Inventory(ZTPI)(下島ら,2011)を従属変数に用いることによって,大学生らのラーニング・コモンズへの関わりと時間的展望との関係を検討した.ラーニング・コモンズの利用動向14項目の因子分析(最尤法・プロマックス回転)の結果を元にクラスター分析(Ward法)を行い,積極活用型(n=67),未使用型(n=77),休憩利用型(n=80)の3群が得られた.第一に,ラーニング・コモンズの利用頻度による検討では,時間的展望体験尺度において,テスト期間などのみ利用する学生たちに対して利用したことがない・週に2・3回・ほぼ毎日利用する学生たちの方が目標指向性得点が有意に高く,テスト期間などにのみ利用する学生たちに対して週に2・3回利用する学生たちのほうが希望得点が有意に高かった.日本版Zimbardo Time Perspective Inventoryにおいては,過去否定,未来,過去肯定,現在快楽,現在運命のすべての因子において,ラーニング・コモンズの利用頻度による有意な差は見られなかった.第二に,ラーニング・コモンズの利用動向による検討では,積極活用型(n=67),未使用型(n=77),休憩利用型(n=80)のうち,未使用型の学生たちに対して積極活用型の学生たちの方が目標指向性,希望得点が有意に高かった.日本版Zimbardo Time Perspective Inventoryにおいては,KYOAI COMMONSの利用動向による有意な差は見られなかったが,未使用型に比べて積極活用型の方が過去肯定,現在快楽において得点が高い傾向が見られた.
研究ノート
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https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/9585/1/2015-okuda.pdf

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