Journal Article EMUのシステム上の欠陥と中東欧の小国

小山, 洋司  ,  富山, 栄子

7 ( 1 )  , pp.1 - 15 , 2016-04 , 事業創造大学院大学
ISSN:2185-4769
Description
1999年に創設されたユーロはEU域内の貿易を促進したが、1990年代の金融自由化やグローバル金融化と相まって、クロスボーダーの資本の大量移動と銀行の暴走を生み出した。これが2000年代半ばにEU諸国における不動産バブルを招いた。2008年にリーマン・ショックが起きると、これらの国々への資本の流入は停止し、逆流した。大量の不良債権を抱えた銀行セクターを救済するために各国政府は資本注入を余儀なくされ、結果的に政府債務は肥大化した。トロイカ(欧州委員会、欧州中央銀行、IMF)は政府債務を減らすために、周縁諸国に緊縮策を押し付けているが、この政策がこれらの経済の停滞を招いている。本稿は、中東欧の小国に言及しながら、ユーロ圏のシステム上の欠陥と政策上の問題を考察する。
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http://nirr.lib.niigata-u.ac.jp/bitstream/10623/64644/1/PPP_01紀要-01小山さま.pdf

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