紀要論文 「くらいなら」の意味用法について

趙, 妍姗

15pp.61 - 79 , 2017-03-31 , 麗澤大学大学院言語教育研究科
ISSN:2185-9752
内容記述
本稿では、「現代日本語書き言葉均衡コーパス」(BCCWJ)を用いて、形式名詞「くらい」と条件表現「なら」が複合した「くらいなら」の用例を分類した。「くらいなら」には大きく〈程度〉〈比較〉の二種の用法があり、それぞれ「予想範囲内/予想範囲外」、「許容範囲内/許容範囲外」の二つに細分することができる。また、「くらいなら」における「くらい」は、形式的には形式名詞であり、用言句を名詞化する機能を持つと同時に、意味的には、それぞれの用法において、事態の〈程度〉を述べるために用いられている。「くらい」で事態に程度性を付与することが、事態に対する評価的な意味が生み出されることにつながる。
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