紀要論文 A 県における感染症集団発生と保健所保健師による支援経験の現状-高齢者福祉施設への支援の現状と困難さに着目して-
The Current Situation Regarding Support Provided by Public Health Center Nurses in Response to Infectious Disease : Outbreaks at Facilities for the Elderly

村井, ふみ  ,  安田, 貴恵子

18pp.1 - 14 , 2016-03-31 , 長野県看護大学紀要委員会
ISSN:13451782
NII書誌ID(NCID):AA11478590
内容記述
感染症集団発生に対する保健所保健師の支援経験,高齢者福祉施設への支援の現状を明らかにし,課題を検討するため,A県内の全11保健所と69名の保健師に質問紙調査を実施した。社会福祉施設等における感染症集団発生は9所で2年間に105件あり,高齢者福祉施設は入所・入居施設の発生件数のうち78.7%を占めた.高齢者福祉施設での感染症集団発生に対する支援経験のある保健師は66.7%であった。保健師が支援時に施設から受けた相談の内容には,感染拡大防止の基本的な対策方法や,高齢者の特性に応じた対策方法,情報管理の方法,終息時の対応やその後の対策強化,施設の責任と保健所の役割等があった。支援時に困難だったことや配慮が必要だったことには,高齢者の特性による感染予防策の困難さや,施設職員の感染症に対する理解不足,管理部門との調整,保健所の支援に対する施設の理解の得にくさ等があった。施設職員への感染症の基礎知識や保健所の役割機能に関する啓発の充実,感染症集団発生に対する支援経験の保健師間での共有・検討による支援能力の向上の必要性が示唆された。
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