紀要論文 胃腺癌の残胃に発生した内分泌癌の1例
A case of endocrine carcinoma occurring from the remaining stomach where the adenocarcinoma was extracted

森, 泰子  ,  笠原, 正男  ,  熱田, 幸司  ,  小林, 純子  ,  中川, 雅  ,  安藤, 崇史  ,  中山, 隆盛  ,  白石, 好  ,  森, 俊治  ,  磯部, 潔

37 ( 1 )  , pp.6 - 14 , 2017-12-01 , 静岡赤十字病院
ISSN:0911-9833
NII書誌ID(NCID):AN10167098
内容記述
症例は75歳女性.17年前に当院外科にて,胃腺癌に対し幽門側胃切除術を施行された.定期検診にて貧血と胸部Xpで左上肺野に腫瘤を指摘され,精査のために当院来院した.血液検査では正球性低色素性貧血と腫瘍マーカーの上昇を認め,上部内視鏡では,残胃にBormann 2型の腫瘍が認められ,左肺の結節は肺腺癌であった.胃と肺の同時手術が施行され胃癌の病理組織診断は内分泌癌であった.この癌組織はクロモグラニンであった.本症例の17年前の胃の病理組織診断は腺癌とクロモグラニンA陽性からなる内分泌細胞の過形成が見られた.17年前の内分泌細胞過形成が癌化し,内分泌癌が発生したと考えられる. 胃の内分泌癌は稀である.また,胃癌術後の残胃に内分泌癌が発生した報告は数例である.経験症例をもとに,内分泌癌の発生経路と治療について考察したので報告する.
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