一般雑誌記事 京都第二赤十字病院形成外科における過去10年間の脂肪腫の検討

奥田, 良三  ,  貴島, 顕二  ,  武田, 孝輔  ,  沢田, 広子  ,  山野, 剛

内容記述
脂肪腫は,日常診療よくみられる疾患であり,症例報告は多いが,臨床の統計の論文は少ない.今回,京都第二赤十字病院形成外科で2004年1月より2013年12月までの10年間に外科的治療した290症例に対して検討したので報告した.性別では女性に多く,年齢は50歳前後に多く,各年代に見られた.発症部位は背部・顔面・頚部・上肢に多く,ほとんどが皮下・筋膜上に存在し,筋肉下・骨膜上,筋肉間,筋肉内の順に多かった.腫瘍の長径の大きさは,3・4 cmが最も多く,10 cm以上のものも11%存在した.病理診断では,脂肪腫が276症例,血管脂肪腫7症例,紡錘形細胞脂肪腫4例,線維脂肪腫3例であった.なお,術前に脂肪腫と診断し,病理検査で脂肪肉腫と診断されたものが2症例あった.また症例として比較的稀と思われる紡錘形細胞脂肪腫,線維脂肪腫とともに部位では稀と思われる足趾の脂肪腫を供覧した.
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