Departmental Bulletin Paper 日本人の顔貌とアルコールパッチテスト反応とは関連するだろうか

栗原, 久

5 ( 2 )  , pp.65 - 71 , 2015-03-25 , 東京福祉大学・大学院
ISSN:1883-7565
Description
アルコールパッチテスト反応(発赤なし、やや発赤、著しく発赤)と日本人の顔貌の特徴(縄文系、弥生系)との関連について、255人の学生(男子53人、女子202人)を対象に検討した。顔貌は平均的日本人顔を中心に、縄文系、弥生系にほぼ正規分布的であった。アルコールパッチテストでは、男子53人のうち、29人(54.7%)が発赤なし、やや発赤が20人(37.7%)、顕著な発赤が4名(7.5%)であった。また女子202人のうち、発赤なしが122人(60.4%)、やや発赤が36人(17.3%)、著しい発赤が44人(21.8%)であった。アルコールパッチテスト反応と顔貌との関連では、男子において、相関係数が0.25以上であったのは眉(0.286)、頬骨(0.251)であり、-0.25以下は耳たぶ(-0.511)、口元(-0.282)、頭の縦横比(-0.324)であった。一方、女子では、いずれの項目において明確な相関性はみられなかった。これらの結果は、縄文人と人の顔貌の特徴から、アルコールの中間代謝物であるアセトアルデヒドの酸化に関与するアルデヒド脱水素酵素(ALDH-E2)の活性、つまりお酒を飲める・飲めないタイプを予測するのはかなり困難であることを示唆している。
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