紀要論文 特別養護老人ホーム入居者の車いすを自操することについての思い

山下, 喜代美

6 ( 1 )  , pp.59 - 66 , 2015-10-25 , 東京福祉大学・大学院
ISSN:1883-7565
内容記述
特別養護老人ホームで車いすを自操している入居者の、車いすの自操についての思いを調査した。対象者は認知症がないか、あっても軽度で会話による意思の疎通が可能な人(49名)であった。そして、「車いすを押してほしいと思う」ことに影響を与える要因や、車いすの自操に関する言動の違いによる入居者の特性を明らかにし、残存機能を活用した生活支援について考察した。「車いすを押してほしいと思う」ことには、ケアプランの理解、誰かにそばにいてほしい、無理をしないでいられる、自操の遂行度、疲労が影響していた。また、職員に「車いすを押してほしい」と言う人は、依存的傾向が高く、無理をしないでいられると感じていないという傾向があった。本結果は、残存機能を活用した生活支援を実践するうえで、ケアプランの十分な説明や日常生活の中で感じる寂しさや安心感、自操の遂行度、疲労への配慮が必要であることを示唆している。
本文を読む

https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/9666/1/%e7%b4%80%e8%a6%81_Vol6-1_%ef%bd%9059%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e7%a0%94%e7%a9%b6_%e5%b1%b1%e4%b8%8b.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報