紀要論文 前橋市敷島公園の松枯れと土壌の酸性化との関連

栗原, 久  ,  栗原, 丈

6 ( 1 )  , pp.11 - 17 , 2015-10-25 , 東京福祉大学・大学院
ISSN:東京福祉大学・大学院紀要
内容記述
前橋市敷島公園の松枯れの原因を、土壌のpHから検討した。土壌のpHは、松枯れ被害軽微地より集中地の方が有意に低かった。また、マツの状態が悪い地点ほど土壌のpHは低かったが、伐採地点では切りくずがあり、pHは著しい低下を示さなかった。マツの経年変化(1996年と1997年および2014年の比較)においても、改善地点ではpHの上昇傾向が、悪化地点では低下傾向がみられた。土壌のpHの低下については酸性雨が、またpHの回復には周辺の池からの地下水浸透が影響している可能性が考えられた。本結果は、松枯れ対策として、薬剤によるマツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus (Steiner et Buhrer) Nickle: マツクイムシ)やマツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus Hope)の駆除ではなく、土壌のpHの改善(例えば、木材チップの散布)が、環境に及ぼす影響を少ない形で、高い有効性を発揮する可能性を示唆している。
本文を読む

https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/9661/1/%e7%b4%80%e8%a6%81_Vol6-1_%ef%bd%9011%e5%8e%9f%e8%91%97%e8%ab%96%e6%96%87_%e6%a0%97%e5%8e%9f.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報