学術雑誌論文 がん相談支援センターの開設までの取り組みと今後の課題について

松本, 仁美

内容記述
平成18年6 月に成立した【がん対策基本法】に基づき、平成19年6 月に【がん対策推進基本計画】が策定された。基本施策として、『がんの予防及び早期発見の推進、がん医療の均てん化の促進、がん研究の推進』を掲げ、様々な体制整備が図られている。兵庫県では、国が指定する都道府県がん診療連携拠点病院1 か所およびがん診療連携拠点病院13か所(以下国指定拠点病院と記す)と兵庫県が独自に指定する兵庫県指定がん診療連携拠点病院10か所(以下県指定拠点病院と記す)を設け、国指定拠点病院および県指定拠点病院が相互に連携して、がん治療水準の向上に努めるとともに、緩和ケアの充実、在宅医療の支援、がん患者・家族等に対する相談支援、がんに関する各種情報の収集・提供等の機能を備え、地域におけるがん医療の充実を図っている。国指定拠点病院及び県指定拠点病院には、がん相談支援センターの設置が義務付けられている。がん相談支援センターについて、がん情報サービスでは、全国のがん診療連携拠点病院に設置されているがんの相談窓口と紹介している。患者さんや家族あるいは地域の方々に、がんに関する情報を提供したり、相談に応え、がんの専門相談員としての研修を受けたスタッフが、信頼できる情報に基づいて、がんの治療や療養生活全般の質問や相談を受ける所と紹介している。がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針の見直しが平成26年1 月に行われ、厚生労働省健康局長通知が各都道府県知事へ出された。この指針において相談支援センターは『相談支援を行う機能を有する部門(以下「相談支援センター」という。なお、病院固有の名称との併記を認めた上で、必ず「がん相談支援センター」と表記すること。)を設置し、…(中略)。なお、院内の見やすい場所に相談支援センターによる相談支援を受けられる旨の掲示をするなど、相談支援センターについて積極的に周知すること。』と記している。中略の部分では、体制( 6 項目)と業務(12項目)について記されている。私が所属する社会医療法人製鉄記念広畑病院(以下当院と記す)は、平成24年10月に、兵庫県より兵庫県指定がん診療連携拠点病院の指定を受け、平成26年4 月よりがん相談支援センターを開設している。本稿では、当院のがん相談支援センター開設への取り組み及び開設後の取り組みと今後の課題について述べる。
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