会議発表論文 IMF Bz 北向き条件下におけるBy 反転時の磁気圏応答

三村, 恭子  ,  小原, 隆博  ,  藤田, 茂  ,  Mimura, Kyoko  ,  Obara, Takahiro  ,  Fujita, Shigeru

内容記述
IMF Bz が北向きのとき, 地球磁気圏ではプラズマシートがIMF By に依存した傾きを持つことが知られている. この条件下でBy の符号が反転するとプラズマシートの傾きも反転し, その際にローブ領域にプラズマシートが侵入する. この侵入したプラズマシートにより, オーロラオーバルよりも高緯度の極冠域にオーロラが出現することがあり, シータオーロラなどと呼ばれている. 私たちは, グローバルスケールで地球磁気圏がどのような変化をしているかを理解するために, MHDシミュレーションの計算結果を用いて, 磁力線の動きやプラズマの分布等に着目し解析を進めている. この解析結果から, まずはプラズマの分布に着目し, シータオーロラの成長過程を, (1)対流の反転するフェーズ, (2)高圧領域がオーバルから切り離され真夜中のほうに移動していくフェーズ, (3)その高圧領域が昼側に成長しながら反対側に動いていくフェーズという3 つのフェーズに分類した. さらに, 各フェーズにおいて磁力線がどのように時間変化しているのかを調べた. その結果を用いて, 反転後のIMF By 成分の地球磁気圏への伝わり方を, シータオーロラの出現や動きに絡めて考察した. (2)のフェーズにおいて, 反転前のIMF By と反転後By に対応する2 つの状態の磁気圏が混在することがわかった. このフェーズにおいてシータオーロラの棒状部分の夕方側と朝側で磁力線の特徴が大きく異なった. つまり2 つの状態のどちらに依存する磁気圏であるのかをわける場所に, 棒状の部分が存在することが明らかとなった. このようにグローバルスケールでの磁力線の変化を見るためにシミュレーションは非常に有効であり, 今後このシミュレーション結果と観測を比較することが必要であると考えられた.
会議情報: 第14回宇宙環境シンポジウム (2017年11月6日-10日. 神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホール), 神戸市, 兵庫県
形態: カラー図版あり
Physical characteristics: Original contains color illustrations
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