Thesis or Dissertation コンテナターミナル物流制御システムの開発に関する研究

井本, 廉  ,  イモト, レン

pp.1 - 159 , 2015-03-25 , The University of Electro-Communications
Description
近年の新興国の急速な経済発展にともない海上輸送コンテナの取扱量が増加し続けている。しかし、国内ではコンテナ取扱量の増加への対応が遅れてしまい、コンテナターミナルの荷役能力不足によってターミナルゲートでトレーラが長い待機列を作る問題が発生している。コンテナ輸送全体の効率を考えた場合には本船荷役のリードタイムの短縮に加えて陸送トレーラのリードタイムの短縮も求められる。そこで、これまで積極的に取り組まれてこなかった陸送トレーラのリードタイム短縮に主眼をおいた効率的なコンテナターミナル物流制御システムの構築を目指すこととなった。本研究ではヤードにてコンテナをハンドリングするヤードクレーンの無駄な動きにトレーラのリードタイムが延びる主たる原因があると考え、シミュレーションによってその無駄を明らかにする。ヤードクレーンの荷役効率を上げるためには、クレーンのスケジューリング(クレーンの動かし方)に加え、コンテナのスタッキング(蔵置のアレンジメント)が重要となり、それらの運用戦略の兼ね合いも考える必要がある。そこで本研究ではこれらの問題に様々なディスパッッチングルールを適用し、ヤードクレーンが効率的に荷役を行うことができるルールの組み合わせを検証した。実験では、適用するルールの違いや、ヤードクレーンの台数の違い、車両到着台数と船の接岸席数の違いなど、様々な指標を用いてヤードクッレーンのリードタイムに関する比較および考察を行った。その結果、ヤード占有率(元々蔵置してあるコンテナ数)がヤードクレーンの平均リードタイムと強い相関があり、単位時間当りのヤードへの車両流入台数とヤードクレーンの平均リードタイムにも強い相関があることがわかった。また、提案したディスパッチングルールの適応範囲に関する知識の収集や、ヤードクレーンの台数に対する感度の特定を行うための手法の提案も行った。

Number of accesses :  

Other information