Departmental Bulletin Paper 小川太郎の「同和」教育論における生活綴方的教育方法の位置
おがわたろうの「どうわ」きょういくろんにおけるせいかつつづりかたきょういくほうほうのいち
Seikatsu-Tsuzurikata in the “Dowa” Education Theory of Taro Ogawa

板山, 勝樹  ,  いたやま, かつき  ,  Itayama, Katsuki  ,  名桜大学

(21)  , pp.1 - 11 , 2016-03 , 名桜大学 , Meio University
NCID:AN10512334
Description
本稿では,小川太郎の「同和」教育論における生活綴方に着目し,その役割,あるいは位置を分析することを目的とした。そこで第一に,小川が生活綴方に着目する理由と彼が形成した生活綴方論の構造を検討した。第二に,小川の部落問題認識と「同和」教育論の基本的枠組みを明らかにした。その後に,彼が「同和」教育論と生活綴方とをなぜ,どのように関係づけたのかを分析し,小川の「同和」教育論における生活綴方の位置づけを明らかにすることによって,彼独特の論理を解き明かした。以上の分析・考察から,小川は,部落解放に向けた「要求の組織化」の前提となる「真実の認識」・「人間的結合」の獲得・形成,教師の「自己変革」という三つの役割を重視し,生活綴方を彼の「同和」教育論に位置づけたことを明らかにした。

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