紀要論文 ソーシャル・キャピタルと幸福度 : 理解をさらに深めるために
Social capital and perceived happiness : Some evidence and issues

小塩, 隆士

2pp.19 - 33 , 2016-03 , 専修大学社会知性開発研究センター/ソーシャル・ウェルビーイング研究センター
NII書誌ID(NCID):AA12716049
内容記述
文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成26年度~平成30年度)
本稿では、ソーシャル・キャピタルと幸福度との関係について、(1)ソーシャル・キャピタルと幸福度との間に観測される相関はどこまで本当のものなのか、(2)ソーシャル・キャピタルはその個人が属する集団の特徴を示した集団レベルの概念なのか、それとも個人レベルの概念なのか、という2つの論点を中心に検討を加える。第1の論点については、性別や年齢など観測可能な個人属性のほか、時間とともに変化しない固定効果の影響を制御すると、信頼感と幸福度の相関はかなり薄まることを指摘する。これは、ソーシャル・キャピタルと幸福度の相関関係が過大推計されやすいことを示唆する。第2の論点については、集団として地域を取り上げ、個人レベルのソーシャル・キャピタルの影響を制御すると、地域レベルのソーシャル・キャピタルと幸福度の相関は有意でなくなることを指摘する。これは、地域レベルのソーシャル・キャピタルと個人レベルの幸福度との相関が、個人レベルのソーシャル・キャピタルによってかなり媒介されている可能性を示唆する。
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