Departmental Bulletin Paper 飛驒山脈・蝶ヶ岳西面,黒沢の谷壁における表層崩壊の発生年代と推定される誘因
Age and possible cause of shallow slope failure in the lower Kurosawa River, western side of Mount Cho, the northern Hida Range

苅谷, 愛彦  ,  清水, 勇介

47pp.19 - 26 , 2016-03-05 , 専修大学自然科学研究所
ISSN:0386-5827
NCID:AN00132417
Description
黒沢は飛驒山脈南部の蝶ケ岳を源頭とし、西流して梓川に合流する長さ約3kmの急流河川である。黒沢下部の河床付近には、右岸谷壁斜面からもたらされた崩壊堆積物が分布する。この崩壊堆積物は粗粒な角礫からなり、その上部に1層の薄い含腐植シルト質土層を挟む。この含腐植シルト質土層の[14]C年代暦年較正値はAD657~718またはAD742~767である。したがって堆積物をもたらした谷壁の崩壊は、この年代とほぼ同時期か、その直前に発生したものと考えられる。崩壊の誘因は未詳であるが、豪雨を別にすれば、AD685の焼岳噴火に伴う古地震や、長野県から岐阜県にかけて被害を及ぼしたAD762の古地震が候補となりうる。
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