紀要論文 2000年代の都市青年の人間関係 : 友人関係をめぐる10年間の変化
The Changes of the Friendship of Urban Youths in the 2000's.

福重, 清

6pp.113 - 120 , 2016-03-15 , 専修大学人間科学学会
ISSN:2186-3156
NII書誌ID(NCID):AA12515455
内容記述
本稿は、2000年代の都市青年の友人関係の変化を2002年と2012年に行った調査の結果から実証的に検討するものである。若者層の人間関係、特に友人との関係をめぐっては、1990年代以降、その希薄化を問題視する指摘が相次いだ。しかし、こうした指摘をめぐっては、多くが印象論に終始しており、実証的なデータ、特に経年的なデータを参照したものは極めて少ない。筆者が所属する研究集団である「青少年研究会」では、1992年以来、10年毎に都市の若者層を対象にした大規模な質問紙調査を実施している。そこで、本稿では、青少年研究会が実施した2002年と2012年の調査データを用いて、若者の友人関係が10年間にどのような変化を遂げているのかを検討した。その結果、以下の傾向を読みとることができた。第一に、都市の若者層の友人関係は必ずしも希薄化しているとは言えず、むしろ活発化していると言える。第二に、友人とのつきあい方において、自己の内面や本音を開示するというつきあい方はますますなされなくなってきている。第三に、友人関係を意識的にマネジメントしている層とそうではない層との間で友人関係が二極化しているようである。こうした傾向をデータから実証的に確認できたことには一定の意義があると考えられる。
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