紀要論文 多重苦受苦者を対象とする援助配慮の一考察 ―ルワンダ虐殺後のHIV感染者の心理から探る―
A Study on International Assistance for Multiple Sufferers: Exploring the Psychology of HIV-infected Rwandans after Genocide

平山, 恵

49pp.25 - 49 , 2016-03-31 , 明治学院大学国際学部
ISSN:0918-984X
NII書誌ID(NCID):AA12017709
内容記述
1994年のルワンダの虐殺後にHIV感染による多重苦にある人々は何を「拠り所」にし、何を求めているのかを明らかにして支援の内容を再考する研究である。2001年に23人、2010年に100人のHIV陽性者より聞き取りを行い、質的および統計的に分析した。①配偶者からの感染者は、2001年には「家族」を頼りにしていたが、2010年は「政府やNGOなどの援助団体」や「医療従事者」を頼りにしていた。面接時は虐殺で「怒りと悲しみ」の感情が見られる人と、援助に「満足」しているか「諦め」ているために黙っている人に二分された。②レイプ感染者は2001年は住居や薬をもとめていたが、2010年は自分自身の教育を強く求めるようになった。③売春による感染者は「家族」を頼りにしていて「残される子供のケア」を求める傾向があった。④母子感染は2010年に現れた新たな感染経路で特に子供の感染者から「親が感染者と分かっているのになぜ自分を産んだのか」という「怒り」の声も聴かれた。
【論文/Articles】
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http://repository.meijigakuin.ac.jp/dspace/bitstream/10723/2685/1/kokusai_49_25-49.pdf

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