紀要論文 父島乾性低木林における短期的および長期的な乾燥に対する樹木の生理応答

吉村, 謙一  ,  才木, 真太朗  ,  石田, 厚

(40)  , pp.37 - 44 , 2017-05-31 , 首都大学東京小笠原研究委員会
ISSN:03879844
NII書誌ID(NCID):AN00289259
内容記述
乾性低木林に生育する樹木が土壌湿潤および乾燥サイクルにおいて水を利用する生理メカニズムを調べることにより、乾燥環境下で樹木が生きる仕組みを明らかにした。樹木は強い乾燥下において道管内に気泡が入り通水性が失われるが、降雨により通水性は回復する。その際に木部のデンプンが可溶化することが明らかになり、通水回復は炭水化物が木部に充分にある状態に限られることが示唆された。小笠原は3月と7月の年2回乾燥するが、5月に乾燥すると春と夏の乾燥期が分断されずに乾燥が長期化する。こうした年は木部の炭水化物量が充分回復していない状態で夏の乾燥を迎えるため、乾燥害が深刻化することが懸念される。
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