紀要論文 研究活動は観光資源になり得るか? : 日本の世界自然遺産地における学術研究活動の役割
Research Tourism : Research Activities and Science Communications as a Tourist Attraction in the Four World Natural Heritage Sites in Japan

沼田, 真也  ,  可知, 直毅  ,  保坂, 哲朗

(9)  , pp.119 - 124 , 2016-01-31 , 首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 観光科学域
ISSN:18824498
NII書誌ID(NCID):AA12343826
内容記述
21世紀の観光として、遺産的価値の高い自然、文化的環境を観光対象としつつ、保全を図ることが可能な高品質の観光プログラムの開発が必要とされている。一方で、豊かな自然環境が残された地域では様々な学術研究が行われており、研究活動や学術的成果は観光資源として活用できる可能性がある。本稿では豊かな自然環境において実施されている研究活動と観光との関係を把握するため、我が国の世界自然遺産地域で実施されている学術研究活動の状況と研究者の関わりの特徴を分析した。日本の世界自然遺産地域ではいずれの地域においても科学委員会が設立されており、自然環境の保全、管理において重要な役割を担っていたが、設立年代やワーキンググループの設置状況、検討項目は地域間で異なっていた。一方、各地域における科学研究費補助金(科研費)に採択された研究プロジェクトを分析したところ、いずれの地域でも生物学を中心とした自然科学分野の研究プロジェクトが多く、いわゆる社会科学分野の研究プロジェクトはあまり多くないことが明らかになった。これらの結果をもとに、自然環境研究から得られた学術的成果等を観光資源とし、観光と科学コミュニケーションを通じて社会へと還元する観光形態、すなわちリサーチツーリズムの展望を議論する。
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