紀要論文 作業療法学生に対する死生観教育の効果検証
The Effectiveness of Views of Life and Death Education for Students in the Division of Occupational Therapy

針替, 明世  ,  藤原, 健一  ,  岸, 育映  ,  福士, 尚葵

8 ( 1 )  , pp.31 - 38 , 2017-03-31 , 弘前医療福祉大学紀要編集委員会
ISSN:2185-0550
NII書誌ID(NCID):AA12475995
内容記述
死生観とは生と死についての個人の考え方であるが、死について考えることが生の価値を高め、命の尊厳を理解し、患者の捉え方や接し方等の医療の質の向上につながる。本研究では、作業療法学生を対象に死生観教育を実施し、その効果を検討した。方法:死生観教育は、講義と演習で構成され、講義内容は死の定義、死生観とは何か、死の受容過程、死の概念の発達段階、グリーフとグリーフケア、安楽死・尊厳死、リビングウィル、自殺とその予防等であった。また、演習内容は、病気の発症・告知段階、闘病・再発段階、抑うつ段階、末期・臨終段階の4段階から構成される物語を聴き、死を疑似的に体験させた。結果:死生観教育の前後比較において、死生観、生きがい感、不安感、情動知能に有意な変化が認められた。一方、終末期患者への態度には有意な変化が認められなかった。考察:生の有限性を考えることは、命の尊厳を理解する機会となり、学生自身の生きていく力の向上にも有効であることが示唆された。しかしながら、終末期患者への態度を変化させるには至っていないため、今後さらに死生観教育の内容および時間を充実させる必要がある。
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http://hrr.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/bitstream/10634/8325/1/HirosakiIryoFukushi_8%281%29_31.pdf

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