Departmental Bulletin Paper 物理を専攻する大学1年生の修学過程エスノグラフィ

森, 朋子  ,  MORI, Tomoko  ,  雨森, 聡

2016-03-31 , 関西大学教育開発支援センター
ISSN:21856389
Description
本研究では、大学教育の超大衆化を背景に、さらに拡大しつつある学生の多様化の現状とその課題を、自然科学系学問分野において明らかにすることを目的としている。対象は個別の授業という〈点〉での学びではなく、1年生のカリキュラムという〈線〉での学びを対象とし,修学の観点から多様化の特徴を明らかにした。研究の手法として,修学過程を捉えるのに適しているエスノグラフィの手法を用いた。A大学物理系学科を対象に、1年間にわたりフィールド調査を行った結果、対象カリキュラムにおいて、1年次の修学プロセスタイプは大きく分けて8通りに区分されることがわかった。その中において、学生の多様化の象徴である、基礎学力不足が要因となる〈落ちこぼれ〉現象がみられるのと同時に、やる気や学力の高さが特徴な〈浮きこぼれ〉現象も生じていることが分かった。本研究ではその要因の解明を試みると同時に、このような現象的研究を、より効果的なカリキュラム開発やそれをサポートするシステム開発につながる基盤研究として位置づけ、その可能性についても触れる。
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http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/10049/1/KU-1200-20160331-05.pdf

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