Departmental Bulletin Paper 高大接続福祉教育におけるアクティブラーニング : 新たな課題(地域包括ケア・IPE・健康被害)

岡, 多枝子

(3)  , pp.32 - 45 , 2016-03-15 , 龍谷大学教職センター
ISSN:21884374
Description
本稿では,高大接続福祉教育におけるアクティブラーニングの中で浮上した新たな課題(地域包括ケア・IPE・健康被害など)に関する考察を試みた。筆者は,福祉系高校生への調査を行い,福祉系高校には職業的・教育的レリバンスを見出した。そのレリバンスを高めるために,高校生と大学生が主体的・協働的に学ぶアクティブラーニングを導入して,学習者のエンパワメントを支援した。さらに学外に出てバリアフリーなどの授業教材を作成して指導案を考案したり,高校への出前授業にそれを活用するなど,自発性を重視した授業展開をした結果,学生たちは多くの気づきを得るとともに,多様な価値観に気づき,視野を広げている状況が明らかになった。また,高校生や福祉科教員・学校関係者と出会い,教育現場への理解を深めることができた。さらに,指導案や教材教具作成,板書計画などを,学生同士を協働させたことにより,グループダイナミックス効果が生まれ,学生一人一人の意欲を全体的に高めることができた。なお,学習指導要領によると,教科福祉では,少子高齢社会の進展や公衆衛生,ケアマネジャー・民生委員に関する内容も含まれており,日本の医療・保健・福祉課題に関する学習内容や高齢者医療制度,地域福祉なども扱うこととされている。今後,地域包括ケアにおけるIPEの活用による「福祉教育とのミスマッチを起こした生徒への対応」など,その可能性を期待したい。
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