紀要論文 彌耳敦と蘇峰
John Milton as a Nationalist : Tokutomi Soho's Du Fu and Milton

川島, 伸博

37 ( 2 )  , pp.55 - 66 , 2016-03-16 , 龍谷大学龍谷紀要編集会
ISSN:02890917
NII書誌ID(NCID):AN00338616
内容記述
明治23年、帝国議会の設立に先立ち、政治家たるに必要な資格として、高らかに「彌耳敦ノ書」を挙げた熊本出身の若者は、日本の近代化とともに急速に右傾化し、第二次世界大戦時には、清沢洌の言葉を借りれば、「戦争を勃発させるに最も力のあった」プロパガンディストになっていた。しかし、興味深いのは、その徳富蘇峰(猪一郎)が、敗戦後すぐにミルトンの『サムソン・アゴニスティーズ』を読んだと述懐している点である。本論は、世界的にみてもユニークなミルトン受容の例として、徳富蘇峰とミルトンの関係を考察する。特に大正5年から國民新聞に蘇峰が連載した大作『杜甫と彌耳敦』に焦点を当て、蘇峰がミルトンをいかに利用したのか、あるいは利用可能な形にしたのかについて検証していく。
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