Departmental Bulletin Paper 『周易略例』明爻通變における『繫辭傳』の影響について(上)
An analysis of "Zhou Yi Lüe Li" Ming Xiao Tong Bian I

西川, 靖二

37 ( 1 )  , pp.1 - 18 , 2015-10-20 , 龍谷大学龍谷紀要編集会
ISSN:02890917
NCID:AN00338616
Description
本稿は、玉弼が『周易略例』明爻通變において、『繫辭傳』および其の他の文献の文章を引用するに際し、それらの文章を巧みに読み換え利用することによって独自の議論を展開している様子を、各引用文に即して詳細に検討したものである。そして、検討の過程で、明爻通變の主張の内容が次のようなものであることを述べた。王弼は、爻そのものの変化を問題とすることなく、変化を現象の変化として把握し、その変化の原因として情僞という存在を指摘する。そして、この情僞は爻辭によって暗示されており、人は主にこの爻辭という言語表現から情僞と現象の変化とを読み解かなければならない、と主張している。本論考は、明爻通變に引用された文章に対して逐一詳細な考証や分析を加えた結果として長い論考となってしまった。そこで、上下二篇に分けざるを得なくなった。この上篇では第七章までを納め、以下は下篇に納めることになる。
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