紀要論文 反応熱分解ガスクロマトグラフィーによる微生物中の脂肪酸成分の迅速組成分析

石田, 康行||イシダ, ヤスユキ||Ishida, Yasuyuki

16pp.45 - 50 , 2016-03 , 中部大学生物機能開発研究所
ISSN:13464205
内容記述
微生物中の脂肪酸成分の一般的な分析法として,溶媒抽出や化学反応などの試料前処理を併用したクロマトグラフィー技術が汎用されている.しかしながら,この方法については,迅速性や簡便性の点で問題点が指摘されており,より実用的な分析手法の開発が渇望されている.こうした中で,筆者らの研究グループは,有機アルカリ共存下での反応熱分解ガスクロマトグラフィー(反応熱分解GC)の手法により,微生物中の脂肪酸成分の分子構造や化学組成を,試料前処理をほとんど用いずに精密かつ迅速に解析することを可能にしてきた.この方法では,試料中の脂肪酸成分を対応するメチル誘導体に瞬時に変換し,次いで,生じた脂肪酸メチル類をオンライン操作で高分解能GC測定することにより,脂肪酸組成の分析が行われる.ここでは,それらの研究例として,1) 微細藻類中の多価不飽和脂肪酸を含む全脂肪酸成分の迅速組成分析,2) 脂肪酸組成解析に基づく消毒薬耐性細菌の簡易判別,及び3) 細菌細胞内に蓄積された生分解性ポリエステルの共重合組成解析への応用を行った内容について解説する.
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http://opac.bliss.chubu.ac.jp/e-Lib/bdyview.do?bodyid=XC16000194&elmid=Body&lfname=link/F01_016_045.pdf

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