Departmental Bulletin Paper あいち小児センター方式を活用した統合保育に関する実践的研究 - 障害児への効果的な支援方法を見出すための「日々の記録」の活用 -

中村, 恵子||ナカムラ, ケイコ||Nakamura, Keiko  ,  須﨑, 初美||スサキ, ハツミ||Susaki, Hatsumi  ,  大河内, 修||オオコウチ, オサム||Okouchi, Osamu

9pp.55 - 63 , 2015-10 , 中部大学現代教育学研究所
ISSN:18827098
Description
中等度の知的能力障害児に対して、統合保育の方法の一つとして愛知県内、数か所の市町で活用されている「あいち小児センター方式」を利用して統合保育を実践した。関わるポイントは朝の支度場面のうち、タオルとコップ袋を掛ける課題であった。「日々の記録」をもとに、子ども自身の育ちと保育士の対応について詳しく検討を行った。課題を細分化し、始まりと終わりを明確に伝えること、細分化された部分と部分のつなぎの所での明確な指示が重要であることが明らかになった。また、対象児から保育士に向けた言葉については、課題への意識が児の中で鮮明になっている場合には児の言葉に寄り添うことが重要であるが、課題意識が児の中であいまいな段階で不用意に応じた言葉かけをすることは、課題に取り組む意欲を低下させることが明らかになった。これらの検討を通じて、「日々の記録」は子どもの詳細な理解と支援を具体化するために活用可能なツールであることが示唆された。

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