Departmental Bulletin Paper 一次・二次予防・介護予防通所リハにおける運動器機能向上プログラム介入効果の比較

加藤, 智香子||カトウ, チカコ||Kato, Chikako  ,  藤田, 玲美||フジタ, レミ||Fujita, Remi  ,  猪田, 邦雄||イダ, クニオ||Ida, Kunio

12pp.26 - 31 , 2016-03 , 中部大学生命健康科学研究所
ISSN:18803040
Description
一次予防事業、二次予防事業、介護予防通所リハビリテーションの運動器機能向上プログラムに参加した高齢者に対する運動機能の介入効果について比較検討した。対象は、2008年4月から2011年3月までにK市一次予防事業「はつらつ運動セミナー」、「ふれあいデイサービス」に参加した293名、二次予防事業「いきいき健康教室」に参加した301名、要支援1、2を対象としたK病院の介護予防通所リハビリテーションに参加した138名とした。「はつらつ運動セミナー」は体力測定、運動指導、ミニ健康講座を月1回実施し、「ふれあいデイサービス」はレクレーション、入浴・給食サービスを週1回実施した。「いきいき健康教室」、介護予防通所リハは講義、運動、体力測定等を週1回実施した。評価項目は年齢、性別、既往歴、握力(良い方の値)、開眼片足立ち(60秒が上限)、TUG (Timed Up &Go Test)、5m最大歩行時間である。なお、分析はK市とK病院から個人情報保護に関する許可を得たうえで、二元配置分散分析を用いて検討した。介護予防通所リハでは85歳以上の割合が有意に高かった。3事業とも女性の方が多いが、二次予防事業では他の2事業と比較すると男性が有意に多かった。介護予防通所リハでは、脳卒中、下肢の骨関節疾患、骨粗鬆症を有する割合が高く、二次予防事業では眼疾患、難聴を有する割合が高かった。運動機能の変化では、握力、開眼片足立ち、TUGに有意な交互作用がみられた。一次予防事業では全てに変化がみられなかったが、二次予防事業では改善がみられ(握力23.4kg→24.2kg、TUG9.6秒→8.6秒)、特に開眼片足立ちでは改善率が大きかった(23.2秒→29.6秒)。介護予防通所リハでは握力(21.2kg→22.1kg)、TUG(11.0秒→10.0秒)に改善がみられたが、開眼片足立ちは悪化していた(19.8秒→16.9秒)。TUG、5m最大歩行時間には事業間に有意な差がみられ、一次予防事業、二次予防事業、介護予防通所リハの順に低かった。二次予防事業で特に開眼片足立ちの改善が大きく、バランス機能の改善に寄与できた意義は大きかった。
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http://opac.bliss.chubu.ac.jp/e-Lib/bdyview.do?bodyid=XC16000010&elmid=Body&lfname=link/L01_012_026.pdf

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