Presentation 「みらい」北極航海 (MR14-05)におけるカナダ海盆定点観測 : 大気イベント及び渦通過に伴う海洋環境の変化

西野, 茂人  ,  川口, 悠介  ,  猪上, 淳  ,  川合, 美千代  ,  青山, 道夫  ,  NISHINO, Shigeto  ,  KAWAGUCHI, Yusuke  ,  INOUE, Jun  ,  YAMAMOTO-KAWAI, Michiyo  ,  AOYAMA, Michio

2015-03-20
Description
近年、海氷減少に伴い、北極海カナダ海盆では海洋の高気圧性循環の強化・淡水蓄積・成層強化・栄養塩躍層の深化が進んでおり、珪藻などの大型植物プランクトン量や基礎生産力の低下が予想される (Nishino et al., 2011a)。その一方で、海洋循環の強化との関連が示唆される渦の出現が観測されるようになり、渦内部では周りよりも栄養塩が高く、植物プランクトン量も多いことが分かってきた (Nishino et al., 2011b)。海氷減少は、また、海氷消失域で海洋の鉛直混合が促進され栄養塩が表層に供給されれば、生物活動の増加につながる可能性もある。実際、2013年「みらい」北極航海では、チャクチ海北部に設けた定点観測点で、強風イベント (>10 m/s)に伴い海洋の鉛直混合、及び上向きの栄養塩フラックスが増大し、表層クロロフィルa (Chl-a)が 3倍、基礎生産が 2倍になることが観測された (Nishino et al., revised)。しかし、成層強化・栄養塩躍層の深化が進行しつつあるカナダ海盆で同様の変化が起きるのかは不明である。そこで、2014年「みらい」北極航海では、カナダ海盆に定点観測点を設け、高時間分解能の大気観測を行うと同時に海洋観測も行い、大気イベントに対する海洋の応答を調査するとともに、生物活動の変化を捉える観測を行った。
BE15-35講演要旨 / ブルーアース2015(2014年3月19日~20日, 東京海洋大学品川キャンパス)
http://www.godac.jamstec.go.jp/darwin/cruise/mirai/mr14-05/e
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http://www.jamstec.go.jp/jdb/ronbun/Ks00042592.pdf

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