紀要論文 マイクロパターン接着面上で培養した線維芽細胞の細胞軸決定機構
マイクロ パターン セッチャクメン ジョウ デ バイヨウシタ センイガ サイボウ ノ サイボウ ジク ケッテイ キコウ
Regulation of Polarity in Fibroblasts Cultured on Glass-bottom Culture Dishes with Adhesive Micropatterns

加藤, 一夫

23 ( 1 )  , pp.6 - 12 , 2015-12 , 筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会
ISSN:13417142
NII書誌ID(NCID):AA12123772
内容記述
線維芽細胞の基底部に局在する接着斑(focal adhesion)は細胞の接着,移動,創傷の治癒に重要な役割を演じている構造である。Focal adhesion は細胞膜と細胞外基質の状態を認識し,極性を決定する機能を持っていると考えられる。しかしながら,線維芽細胞が基底面に接着する初期段階における細胞外基質と細胞内の認識メカニズムと極性の形成機構についてはほとんど明らかになっていない。今回,著者はごく狭い幅で細胞接着を制御できるマイクロパターン培養ガラス(Cytograph; 10, 15, 30, 60 μm 幅)を用い,接着初期とその後の細胞軸形成時のfocaladhesion の変化を,チロシンリン酸化タンパク質とfocal adhesion kinase (FAK)との関わりを中心に観察を進めた。線維芽細胞をマイクロパターン上に培養すると,まず接着面において小さいfocaladhesion 様構造が形成され,やがて細胞は接着面と非接着領域の境界部に沿って紡錘状に伸長を始めた。伸長しつつある細胞の先端部位では多数の小さい focal adhesion 様構造が,また,境界部では良く成熟したfocal adhesion が形成された。さらに,境界部では細胞の長軸方向に沿ってFAK の集積が観察され,FAK が細胞軸の決定に重要であることが示唆された。
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