学位論文 多孔性ケイ酸カルシウムの固形製剤への利用のための基礎的研究

藤本, 有未

pp.1 - 48 , 2016-03-20
内容記述
本論文の目的は、難溶性薬物の溶解性改善に有効な固体分散体の固形製剤(顆粒剤・錠剤)の新規製造方法の確立である。本研究では、製剤添加剤として多孔性ケイ酸カルシウムを、難水溶性モデル薬物としてニフェジピンとインドメタシンを用いて行い、固体分散体製造に影響する要因の解明ならびに薬物の安定性・光安定性に対する影響について検討した。多孔性ケイ酸カルシウムは、嵩密度が小さいために製剤工程中に飛散しやすく、非常に扱い難い製剤添加剤である。しかし、本研究により、多糖類との高速攪拌造粒機を用いた湿式造粒法により、難溶性薬物を非晶質の状態のまま含有する顆粒の製造が可能であることを明らかにした。また、多孔性ケイ酸カルシウムは難水溶性薬物の溶出性改善効果だけでなく、多孔性が持つ光遮蔽効果により、光安定性を向上することも明らかにした。以上の結果より、多孔性ケイ酸カルシウムは難溶性薬物の溶出を有する固体分散製剤の開発に有用性を示すだけでなく、光に不安定な薬物の製剤開発にも貢献することが期待される。
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http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1221/1/ThesisK139.pdf

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1221/2/ThesisK139_S1.pdf

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1221/3/ThesisK139_S2.pdf

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