Thesis or Dissertation 介護老人保健施設における看護職の役割に関する質的研究

山田, 千春

pp.1 - 167 , 2016-03-20
Description
本研究は、介護老人保健施設(以下、老健施設)に着目し、他分野の職種と連携・協働しながら働く看護師の役割を明らかにした。看護職10名と介護職13名から聞き取りを行い,役割理論とナラティヴ・アプローチに基づく質的研究を行った。看護職は、高齢者や家族の希望に沿った生き方の支援や、生活の中での健康管理、他機関・他職種との連携調整、介護職との相互理解と協力などを自らの役割と捉えていた。役割定義に至るプロセスを見ると、看護職が施設に就職した当初、看護職が病院経験で築いてきた自己の価値観や、協働する介護職の生活援助の捉え方との違いに日々葛藤し、アイデンティティ喪失の危機にも直面していたことが明らかとなった。しかし、そこで改めて現場の状況に目を向け自らの役割を模索する。その中で、高齢者の望む生活の実現を支援していくには、健康管理はもちろんのこと、介護職との相互理解や介護労働の手助け、医学的な根拠に基づくケアのための介護職への教育的支援が看護職の重要な役割であること理解していく。看護職は、制度によるマクロな側面だけではなく、日々の介護職との相互作用により定義されるミクロな側面からも役割を捉えることで、自らの役割の再定義とアイデンティティの再構築を実現していた。
Full-Text

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1176/1/ThesisK132.pdf

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1176/2/ThesisK132_S1.pdf

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1176/3/ThesisK132_S2.pdf

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