Thesis or Dissertation 心理教育相談の母親面接における相互交流に関する研究

中村, 博之

pp.1 - 134 , 2015-04-29
Description
心理教育相談では,母親面接を通して,母親や母子関係の問題を取り扱わなければならない事例があるが,子どもへの影響が大きいため,安全性に留意しながら母親面接を行う必要がある。この課題を解決するために,本研究では,母親面接に<相互交流>という視点を導入し,その活用を図った。<相互交流>とは,セラピストとクライエントの相互の体験過程と関係性を同時に見ていく視点であり,本研究では,理論的研究と事例研究を通して,母親面接における見立ての視点と<相互交流>の活用方法について検討し,臨床実践上の意義について考察した。なお,<相互交流>を活用した母親面接の特徴は,次の三つである。(1)<相互交流>には,見立てに応じた次の三つの様式がある。①母子間の対人的相互作用のワーク,②抱え込まれる転移体験,③重層的転移体験。(2)セラピストとクライエントの体験過程における体験感覚と関係性を見立ての視点として導入し,母親面接の安全性を保つために,面接過程で適切な相互交流の様式を選択している。(3)体験過程の推進が困難な母親面接では,転移という概念を導入して面接状況を読み解き,セラピスト側の体験過程を見立ての中に組み込む必要がある。
Full-Text

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1016/1/ThesisK127.pdf

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1016/2/ThesisK127_S1.pdf

http://libir.mukogawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10471/1016/3/ThesisK127_S2.pdf

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