紀要論文 帝室技芸員制度と黒田清輝

平出, 実乃里

(23)  , pp.174 - 159 , 2018-3 , 奈良大学大学院
ISSN:13420453
内容記述
" 明治時代、帝室の保護のものに、今日にいう美術・工芸の奨励を目的として優れた美術家に対し、終身制の栄誉職としての地位を与え顕彰した制度を「帝室技芸員制度」という。これより任命されたのが帝室技芸員である。明治期の美術家にとって帝室技芸員に任命されることは最高の名誉であった。制度においての絵画分野の任命は伝統を重んじ、国粋的なものであったため、明治年間に任命される作家たちは日本画壇から選択されていた。 しかしながら、明治四三年(一九一〇)に日本で活躍していた画家絵師とは異なる経歴を持った洋画家、黒田清輝が任命されることとなる。彼はフランスのサロンに入選し、従来の洋画とはまったく異なった新しい様式の洋画を日本に持ち込み、洋画壇を隆盛させていった。本稿では、黒田が帝室技芸員に任命されるまでの明治画壇の歴史を踏まえながら、彼の任命について考察していく。"
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