紀要論文 漆工とは、工芸とは: 明漆会と漆工複合体

丸田, 健

(45)  , pp.266 - 242 , 2017-2 , 奈良大学
ISSN:03892204
内容記述
明漆会は、二十世紀後半に漆工の存続を賭けて活動した関係者のグループで、その活動内容は多岐にわたる。リーダーは漆工研究家の澤口滋であったが、輪島の塗師 奥田達朗の牽引力も劣らず強力であった。主なメンバーは産地に散らばる漆工職人たちであった。明漆会は、漆工界ひいては工芸界に存在感を示し、その影響は今に残るにも拘わらず、この会について包括的な展望を得ようとした研究は、これまでないに等しい(原因の一つは、手掛かりとなる資料が断片的にしか存在せず、また現存する資料は各所に分散しているからである)。本稿は明漆会の根本理念を明らかにしたうえで、会の中心的活動をその根本理念を主軸に概観することで、工芸史の研究の欠落を埋め、漆工・工芸理解の一助にしようとする試みである。
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