紀要論文 第2章 必修教科等の研究 6 美術 美術の基礎的能力と汎用的能力を高める美術科学習の展開―感性・知性を磨き,豊かな情操を養う題材・指導法の開発―

馬淵, 哲

(58)  , pp.64 - 71 , 2016-03
ISSN:1880-9456
NII書誌ID(NCID):AN10448563
内容記述
中学校美術科においては,「美術への愛好心,感性,美術の基礎的能力,生活の中の美術文化理解,豊かな情操」を養うことを柱に生徒の資質・能力を高めるのは当然であるが,その教科目標を達成するだけでは,生徒に育成すべき資質・能力を十分に身につけさせたとは言えない。それらとも関わりながら,教科・領域等を横断する,認知的・社会的・情意的な汎用的能力を高めることが,社会において今後益々求められるであろう。汎用的能力の例としては,問題解決,論理的思考,創造的思考,コミュニケーション,チームワークなどの主に認知や社会性に関わる能力や,意欲や情動制御などの主に情意に関わる能力,メタ認知(自己調整や内省,批判的思考等を可能にするもの)などが挙げられるが,その中でも特に,問題解決,創造的思考,コミュニケーション,チームワーク,情意に関わる能力,メタ認知については,美術科の学習の中で十二分に高められる能力である。それらの能力を高めるためには,題材や指導法を計画していく上で,教科で身につけさせる資質・能力と汎用的能力のつながりを意識しながらすすめることが大切である。本研究では,美術科の授業において,協働で課題解決をはかる表現や鑑賞をすすめることで,各教科等を横断する汎用的能力が高められ,生徒の知性や感性・情意,情操などの資質を身につけさせられるという仮説のもとに授業の題材・指導法を開発し,その有効性・適切性について検証したい。
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http://libdspace.biwako.shiga-u.ac.jp/dspace/bitstream/10441/14739/1/58%20%e7%be%8e%e8%a1%93%20%e9%a6%ac%e6%b7%b5.pdf

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