Departmental Bulletin Paper 山形県の疾病の病理学的特性―Ⅱ, トリプル・ネガティブ乳癌の割合についての検討―

前田, 邦彦  ,  刑部, 光正  ,  田村, 元

(20)  , pp.11 - 18 , 2017-03-31 , 山形県立保健医療大学
ISBN:1343-876X
Description
乳癌の診療では,癌細胞のホルモン受容体(エストロゲン受容体estrogen receptor:ER とプロゲステロン受容体progesterone receptor:PgR)及びHER2(humanepidermal growth factor receptor type 2)の発現が重要であり,その有無は予後や治療法の選択に大きな影響をあたえる.実際,ER/PgR 陽性の場合はホルモン療法の効果を,HER2 が陽性の場合は,抗HER2 療法の効果が期待できる.他方,ER,PgR,HER2 のいずれの発現もない乳癌,いわゆるトリプル・ネガティブ(TN)乳癌は,治療抵抗性で,予後不良なタイプとして注目されている.本研究では,山形県のTN 乳癌の割合や特性について解析した.その結果,TN 乳癌の割合は13%であり,国内の他地域の報告とほぼ一致していた.閉経前後の割合の比較では,有意な差はみられなかったが,年代ごとの比較では,40 代で一番高い割合を示していた.
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