Departmental Bulletin Paper 防風柵による保護がクロマツ海岸林の成長と更新に与える影響
ボウフウサク ニヨル ホゴ ガ クロマツ カイガンリン ノ セイチョウ ト コウシン ニ アタエル エイキョウ
Effects of wind fence protection on the growth and regeneration of coastal black pine (Pinus thunbergii Parl.)

大池, 航史  ,  佐野, 淳之

16pp.21 - 27 , 2015-03-31 , 鳥取大学農学部広葉樹開発実験室
ISSN:0389-5505
NCID:AN00332176
Description
防風柵による保護がクロマツの成長と更新に与える影響を明らかにするため、鳥取県北条砂丘に成立しているクロマツ海岸林において2つのプロットを設置した。1つのプロットは、海側に防風柵があり、もう1つのプロットは防風柵のないものである。それぞれのプロットで、樹高、胸高直径、主軸の伸長成長量、樹幹の傾き、枯損率、樹冠面積を調査した。また、それぞれのプロット内で天然更新していた稚樹と幼樹の数と樹齢を調べた。13;13;13;13; 樹高、胸高直径、主軸の1年当りの伸長成長量は、防風柵のないプロットより、防風柵のあるプロットで大きかった。さらに、樹幹の傾きと枯損率は、防風柵のあるプロットで小さかった。稚樹と幼樹の密度と樹齢は、防風柵のあるプロットで大きかった。13;13;13;13; これらのことから、防風柵は、潮風を防ぐ高い機能により、海岸に成育するクロマツの成長を塩風から保護していると推察された。防護策のある林分における樹冠被覆の適切な管理は、海岸林の海側であっても、天然更新を可能にすることができる。従って、防風柵による風よけの機能は、常に効果的であることが期待できる。  
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