紀要論文 ハンノキ沼沢林における湿生草本群落の種多様化のための植生管理実験
ハンノキ ショウタクリン ニ オケル シッセイ ソウホン グンラク ノ シュ タヨウカ ノ タメノ ショクセイ カンリ ジッケン
An experimental vegetation management for increasing forest floor plant species deiversity of the Japanese alder swamp

木村, 朋美  ,  小川, 大介  ,  日置, 佳之

16pp.13 - 20 , 2015-03-31 , 鳥取大学農学部広葉樹開発実験室
ISSN:0389-5505
NII書誌ID(NCID):AN00332176
内容記述
 鳥取県日野郡日南町神戸上のハンノキ沼沢林は中国・近畿地方で最大規模であり, 鳥取県の天然記念物および自然環境保全地域に指定される貴重な湿地生態系である. しかし, ハンノキ林床では, カサスゲ(Carex dispalata)・ミゾソバ(Persicarita thunbergii)などの高茎湿地草本や低木が繁茂し, 湿性草本群落の種多様性の低下が起きている. そこで本研究では, 湿性草本の種多様性の向上を目的として, カサスゲなどの生育を抑制するための植生管理実験を行うとともに, 表土撒きだし実験による湿性植生の再生の可能を評価した. その結果, 刈取りは低木抑制に,耕起はカサスゲの抑制にそれぞれ一定の効果があることが認められた. また, 表土撒き出し実験では地上部で確認できなかった湿性草本種が出現した. しかし, 高木層による被陰や湿原の富栄養化など林床植生の管理だけでは解決できない問題があり, ハンノキの伐採・萌芽更新などの抜本的な対策が必要であると認められた.   
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http://repository.lib.tottori-u.ac.jp/Repository/file/4891/20150414190157/hr16_13.pdf

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