Journal Article <総説>Aryl hydrocarbon receptor経路の活性化と炎症性腸疾患

高村, 武之  ,  中尾, 篤人

32 ( 1 )  , pp.7 - 13 , 2017 , 山梨大学医学会
ISSN:1348-5091
NCID:AA11839837
Description
潰瘍性大腸炎とクローン病に代表される炎症性腸疾患は,若年者に多く見られる原因不明の慢性炎症疾患である。患者数は著しく増加しているが,未だに原因は不明であり新規の治療法開発が急務となっている。一方,Aryl hydrocarbon receptor(AhR)はダイオキシンなどに代表される芳香族炭化水素の代謝に関して研究が行われてきたが,近年になって免疫系における炎症の調節因子として重要であることが明らかになってきた。AhR 経路の活性化がTreg(Regulatory Tcells)やTh17(Th17 cells)を誘導し,自己免疫疾患の病態形成に関与しているといった報告が相次いでいるが,炎症性腸疾患とAhRの関係に関してはいまだに明らかになっていない。本稿では,AhR経路の活性化が炎症性腸疾患に及ぼす影響について,筆者らが行なってきた基礎研究成果を中心に概説する。
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http://opac.lib.yamanashi.ac.jp/opac/repository/1/29953/YMJ32-1-007to013.pdf

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