Journal Article <症例報告>多量の下剤内服による低カリウム血症に起因する横紋筋融解症の一例

高橋,祐子  ,  高橋,和也  ,  秋山,大一郎  ,  古屋,文彦  ,  北村,健一郎

31 ( 1 )  , pp.15 - 20 , 2016 , 山梨大学医学会
ISSN:1348-5091
NCID:AA11839837
Description
症例は65歳,女性。腹部膨満に対し,下剤(コーラックR:ビサコジル5 mg,ジオクチルソジウムスルホサクシネート8mg 含)を毎日10-15錠内服していた。201X年7月1日四肢の筋痛を自覚し,同11日近医にて腎機能障害を認め,当院紹介となった。同15日受診時,Cr 9.84 mg/dL,K 1.5 mEq/L,CK 24,570 U/L,血清ミオグロビン(Mb)79,530ng/mL,尿中Mb 230,000ng/mL より横紋筋融解症に伴う急性腎機能障害(AKI)と診断し,補液を開始したが,乏尿とアシドーシスの進行を認めたため入院2病日より間歇的血液透析(IHD)を開始した。補液とカリウム補正は継続しつつIHD を4回施行し,腎機能の改善を認めIHDの離脱が可能となった。下剤の乱用による低カリウム血症を原因として横紋筋融解症を発症し,AKIに至った可能性が疑われ,カリウム補充を行いつつHDを継続することで,可逆的に腎機能が改善した一例を経験した。
Full-Text

http://opac.lib.yamanashi.ac.jp/opac/repository/1/29674/YMJ31-1-015to020.pdf

Number of accesses :  

Other information