学術雑誌論文 大腸癌に対する最新の手術〜腹腔鏡下手術からロボット支援手術まで

5pp.1 - 9 , 2016-03-01札幌医科大学
ISSN:2186-621X
内容記述
腹腔鏡下手術は、胆石症などの良性疾患に限らず、胃癌や大腸癌などの悪性疾患に対しても行われるようになっている。悪性疾患に対して腹腔鏡下手術のような新しい手術を導入するには、整容性、安全性に加え、根治性が担保さえなければならない。腹腔鏡下手術の妥当性を検証するために、国内外で大腸癌を対象とした無作為比較試験が行われ、その結果、開腹下手術と比較して腹腔鏡下手術の短期および長期的予後について同等もしくは良好なアウトカムが示された。札幌医科大学附属病院では、多施設臨床試験と自施設のデータを十分に吟味しつつ、腹腔鏡下手術の導入、適応拡大を行い、現在では、大腸癌手術症例の約90%に対して腹腔鏡下手術を施行している。われわれは、さらなる整容性の向上に向けての単孔式手術、腹腔鏡下手術困難症例の克服へ向けてのロボット支援手術の導入を既に行っており、今後、症例を蓄積し、アウトカムの検証を行っていくつもりである。これらの新しい手術技術は、外科医の努力だけではなし得ることは不可能であり、看護師、臨床工学士など多職種の理解と協力があって成り立つものと考えている。
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http://ir.cc.sapmed.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/6741/1/n2186621X51.pdf

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