Journal Article 当院における基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生菌の検出状況~2005年から2014年について~

野作, 信幸  ,  木村, 朝基  ,  吉嶋, 邦晃  ,  荒木, 大輔  ,  宮尾, 則臣

2015-09-30 , 市立室蘭総合病院
ISSN:0289-2774
Description
2005年1月から2014年12月までの10年間に各診療科から提出された検査材料より分離されたEscherichia coli,Klebsiella pneumoniae,Klebsiella oxytoca,Proteus mirabilis の4菌種について基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(extended-spectrum β-lactamase :ESBL)産生菌と判定した1,060例を対象として検出状況を各年毎の症例数と菌種別の症例数を調べ、この例数からESBL 産生菌の割合を算出して分離菌の経年的な傾向について後方視的に調査を行った。2005年に検出されたESBL 産生菌は74例あり、P.mirabilis が44例、E. coli が28例と2菌種で97%を占めていた。その後、全症例数は2006年および2009年で前年と比較して減少していたものの、2013年まで増加する傾向にあり2014年は僅かな減少を示した。K. pneumoniaeでは2010年より分離件数が著しく増加しており、便から34件と多数の分離を認め、次いで痰8件、尿6件の順であった。この分離頻度の傾向は2014年まで続いていた。ESBL 産生菌の入院時持込み症例が近年に増加していた。これは市中でのESBL 産生菌の増加が起因していることが示唆される。
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http://ir.cc.sapmed.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/6467/1/n0289277440136.pdf

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