Departmental Bulletin Paper 『北庄四ツ割図』の解読

伊豆蔵, 庫喜  ,  izikura, kouki

Description
福井城は本丸を中心に二ノ丸や三ノ丸の郭が同心円状に配され、その間に五重の堀が廻る環郭式の縄張をもっている。武家地は三重目の堀の外側に配され、それらを取り囲むように町人地は、城下の西方から北方にかけての周縁部および橋南の北陸街道沿いにみられる。町人地の中心は、足羽川に架かる九十九橋の北詰から北進する北陸街道が東に折れる清源寺町から松本町までの城下西部で、それに直交し郭内へ向う10 筋の通り沿いにも町人地が集中している。これまで福井城下の町人地に関しては、玉置伸俉・押谷茂敏氏の「『御城下四ツ割之図』からみた福井藩町方屋敷地について」がみられる程度である。また、現存する城下絵図の多くは、城郭内や武家地は屋敷割や居住者名、敷地の寸法まで詳細に記されているが、町屋敷に関してはこれらの記載はまったくみられない。その中で唯一、町人地の様相がわかるのが、現在『松平文庫』に所蔵されている史料1『北庄四ツ割図』(以下、『四ツ割図』)である。本研究は史料1 を用いて、城下西部の町人地における町割や屋敷割および町屋敷の規模を解読し、福井城下における江戸初期の町人地の形態を考察する。本稿はその第1 報として、『四ツ割図』を紹介し、図に示されている町割と屋敷割を書き起こすとともに、各町屋敷の居住者名、表間口と奥行の間数および坪数を提示する。
Full-Text

http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/28501/1/2016_FUT%e7%a6%8f%e4%ba%95%e5%9f%8e%e9%83%ad%e7%a0%94%e7%a9%b6%e6%89%80%e5%b9%b4%e5%a0%b1_%e4%bc%8a%e8%b1%86%e8%94%b5.pdf

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