学術雑誌論文 要介護高齢者の舌・舌骨上筋群と5項目身体計測値からみた嚥下機能評価

保屋野, 健悟  ,  辻橋, 英子  ,  西尾, 桂子  ,  齋藤, 等

13pp.7 - 11 , 2017-03-31 , 福井医療大学
内容記述
高齢者の摂食嚥下機能の低下に関係するとされるサルコペニアの前駆状態といわれているオーラル・フレイルを反映する舌,舌骨上筋群の筋力と身体計測値が関連しているのではないかとの仮説を立て,舌圧測定器,開口力測定器を使用し,5項目の身体計測値と比較検討した.対象は,要支援・要介護高齢者27名とし,舌圧,開口力,上腕周囲長(AC),上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF),下腿周囲長(CC)の計測を行い,上腕筋面囲(AMC),上腕筋面積(AMA)はACとTSFから算出した.結果,舌圧と上腕三頭筋皮下脂肪圧(TSF),開口力と下腿周囲長(CC)に有意な相関関係を認めた.TSFは脂肪量の低下を示しており,低栄養状態を示すとともに全身の筋肉量の低下を反映していると考えられ,舌圧の関係があったと考えられる.下肢筋および開口力に関与する舌骨上筋群は共に抗重力筋であり,高齢者では低下しやすいので,CCにおいては開口力との関係がみられたと考えられた.以上のことから,TSFとCCの計測値は高齢者の摂食嚥下機能を反映する可能性が示された.
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http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/28643/1/2%e4%bf%9d%e5%b1%8b%e9%87%8e%e5%81%a5%e6%82%9f.pdf

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