Journal Article COPD患者に対する作業療法の一経験

中西, 真莉奈  ,  伊藤, 実佳子  ,  北川, 妙子  ,  三浦, 豊章

12pp.75 - 80 , 2015-10-31 , 福井医療科学雑誌編集委員会
ISSN:2424-0176
Description
要旨:症例は、重度の慢性閉塞性肺疾患を呈した80歳代の男性。長期の罹患により自覚症状は乏しいが、労作時のSpO₂低下や息切れのため活動性は低下していた。症状悪化前は日帰りで温泉に出かけることが楽しみであった。今回の入院を契機に在宅酸素療法を導入することとなったが、自覚症状の乏しさため酸素の必要性について理解が乏しいと思われる言動が見られた。本症例に対し以前の楽しみであった温泉での入浴という「意味のある作業」に着目して呼吸訓練や動作指導などの介入を行ったところ、介入前後で行動変容がみられ、退院後も継続することができQOLの向上に繋がった。呼吸器リハビリテーション(以下呼吸リハ)においてOT関与の有益性を示すことが出来ていないと言われているが、心身機能・ADL面だけでなく、退院後もその人らしい生活が送ることができるようその人の「意味のある作業」に着目し、呼吸リハを行うことがOTの担う重要な役割のひとつであると思われた。
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http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/28204/1/%e4%b8%ad%e8%a5%bf%e7%9c%9f%e8%8e%89%e5%a5%88%e3%80%80%e7%a6%8f%e4%ba%95%e5%8c%bb%e7%99%82%e7%a7%91%e5%ad%a6%e9%9b%91%e8%aa%8cVOL12.pdf

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