Journal Article パーキンソン病の社会的認知障害(表情認知)に関する検討―fNIRS―

河村, 民平  ,  高橋, 宣弘  ,  新谷, 純  ,  山口, 琴音  ,  林, 広美  ,  小林, 康孝

12pp.43 - 46 , 2015-10-31 , 福井医療科学雑誌編集委員会
ISSN:2424-0176
Description
要旨:パーキンソン病(PD)の自己の情動表出および他者の情動認知の低下はミラーミューロン(MN)システムの機能不全も関与しているのではないかと仮説立て、表情認知とMNシステムに関与する皮質領域の活動を近赤外分光装置(fNIRS)で測定して、PDの表情認知機能について検討した。PD群10名(Yahr2~3)および健常群9名に対し、表情判断課題(3条件:恐怖、幸福、中性)を実施した。結果、課題正答率では、恐怖および幸福でPD群に低下を認めた。脳活動では、健常者に比べPD群の左右下前頭葉に低下を認めた。さらにPD群内では特に右下前頭葉に低下を認めた。以上より、PD群の下前頭葉の活動低下については、MNシステムが扁桃体の機能不全の影響を受けた結果ではないかと考えられることから、PDの表情認知の低下は自身の表情変化に関わる運動レパートリーの低下(仮面様顔貌)も関与しているのではないかと推測された。
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http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/28191/2/%e6%b2%b3%e6%9d%91%e6%b0%91%e5%b9%b3%282%29.pdf

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