学術雑誌論文 ストラテジーの異なるWord Fluency Task時の脳活動とWorking Memory容量の個人差の関係―fMRI研究―

河村, 民平  ,  高橋, 宣弘  ,  新谷, 純  ,  保谷野, 健吾  ,  村田, 里佳  ,  堀江, 慶一郎  ,  小林, 康孝

12pp.13 - 18 , 2015-10-31 , 福井医療科学雑誌編集委員会
ISSN:2424-0176
内容記述
要旨:機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて語生成時における脳活動とWorking Memory容量の個人差の関係について検討した。対象は、健常成人19名(24.1±3.75歳)であり、日本語版Reading Span Testの結果より群分けされたWorking Memory容量のHigh群10名、Low群9名とした。課題は3条件(Category, Letter, Verb)のWord Fluency Taskを内言語統制下で各条件3試行実施した。結果、両群共に3条件で有意な賦活を認めたのは左中下前頭回であった。また、High群のみで有意な賦活を認めたのは、Category条件とLetter条件で前部帯状回、Verb条件で左楔前部・左大脳規程核領域などであった。以上より、語の生成に関与する脳領域がWorking Memory容量の違いによって異なることが明らかとなった。さらに、ストラテジーの違いによる語生成に関与する脳部位も異なり、特に動詞生成には左楔前部や左大脳規程核領域の動きを動員することで生成が促進される可能性が示唆された。
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http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/28174/1/%e6%b2%b3%e6%9d%91%e6%b0%91%e5%b9%b3.pdf

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