Journal Article 大腿骨前脂肪体の膝関節屈曲に伴う正常動態の超音波診断による客観的評価の試み

伊藤, 直之  ,  久保, 憂弥  ,  尾島, 朋宏

11pp.1 - 3 , 2015-08-01 , 新田塚医療福祉センター
ISSN:1349-2519
Description
超音波診断装置を用いた膝関節屈曲に伴う大腿骨前脂肪体の正常動態の客観的評価を試み、その機能について検討した。対象は、下肢に整形外科的疾患のない健常成人17名17膝とした。測定部位は、背臥位で膝関節進展0度、屈曲60度、屈曲90度、屈曲120度での4部位とし、長軸像での大腿骨前脂肪体の厚みを計測した。大腿骨前脂肪体の厚みの変化は伸展0度と屈曲120度、屈曲60度と90度、屈曲60度と120度間に有意差を認め、屈曲60度で最も増加し、屈曲120度で最も減少した。大腿骨前脂肪体の厚みが屈曲60度で最も増加した要因として、膝関節屈曲に伴う膝蓋骨の運動と共に生じる大腿四頭筋共同腱の浮き上がりによるものと考えられた。一方、屈曲120度で最も大腿骨前脂肪体の厚みが減少した要因としては、膝関節屈曲の増加に伴う内外側方向への広がりが反映された結果であることが考えられた。本研究より、膝関節の屈曲角度に応じて大腿骨前脂肪体に対するアプローチ法を使い分ける必要性が示唆された。
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http://crf.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10461/18469/1/%e4%bc%8a%e8%97%a4%e7%9b%b4%e4%b9%8b.pdf

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